Nuke チュートリアル Grade 1

今回から二回にわたってNukeで最も基本的なカラコレツールであるGradeを紹介します。
今回はそれぞれのプロパティがどのような計算をしているか簡単に解説していきます。



blackpoint
shakeでいうところのExpandの Low colorにあたります。
指定した値が0になるようにリマッピングします。

whitepoint
shakeでいうところのExpandの High colorにあたります。
指定した値が1.0になるようにリマッピングします。

ここで注意してほしいのはwhiteの場合は1.0でclampしませんが、blackの場合は0でclampします。各スライダの下にblack clampとwhite clampのチェックボックスがあります。

デフォルトではではblackclampがon、whiteclampがoffになっています。
 
lift
shakeでいうところのCompressの Low colorにあたります。
blackを設定した値に変更します。

gain
shakeでいうところのCompressの High colorにあたります。
whiteを設定した値に変更します。

 

multiply
指定した値を乗算します。gainと同じ結果になります。-1を入れればInvertになります。

 

offset
イメージ全体に加算します。マイナスの値を入れれば減算になります。

gamma
ガンマカーブによる演算。

以上、今回はGradeノードの各プロパティがどのような演算をしているかをみてきました。

次回は実際にGradeを使ったカラーコレクションを紹介します。